コミックマーケット105に参加します!

冬コミは新譜が……あります!!

かるたバトルE.P.の特設ページへ

今回もねこみりんさんと組んでブルーアーカイブアレンジCDが出ます!
2024年12月29日~30日の「コミックマーケット105」1日目、2日目での頒布になります!

タイトル …… かるたバトルE.P.
サークル …… ”nekomimi style”(1日目)、”sn”(2日目)
頒布スペース …… コミックマーケット105:1日目・東H-01a2日目・東ト-58a
頒布価格 …… 1,000円(会場)
ショップ委託 …… Diverse Direct / TANO*C STORE / メロンブックス / DLsite (DL版) / BOOTH (DL版)
※ショップからの発送・DL開始はコミケ開催日(12/29)以降になります

参加者情報等の詳細は、上のジャケット画像から特設サイトで!

もちろん今回も架空のメモロビを兼ねたクロスフェード動画があります。
昨年のクロレラE.P.に続き、百鬼夜行の謎部活をフィーチャー。かるたバトルって……何だ??
今回のジャケはホシノさんにお願いしました。ありがとうございました!!

そして今回は新グッズとしてプレイマットを作りました!
「Clippings of Youth」シリーズのクロスフェードや同梱ステッカーに描いてもらったSDイラストに、各CDジャケット担当だったためSDの無かったホシノ、モモイ、ミドリ、アズサを加えて一覧にしたデザインです。
描きおろしはもちろんふたつのピーナツさんです。並べると壮観!

それぞれショップ委託もありますので、会場へ来られない方はこちらからどうぞ!
■かるたバトルE.P.
Diverse Direct / TANO*C STORE / メロンブックス
■ブルアカプレイマット「Loading」
Diverse Direct / メロンブックス

他にも今までに出したブルアカアレンジ、グッズ類を持って行きます。
お品書きには載せていませんが動画素材も少量持って行くので、お求めの方はお知らせください。

それでは現地でお会いしましょう!

【ベストエンタメアドカレ19日目】汝の「うちのこ」を愛せよ / TRPGのススメ|いいも

この記事は「ここ一年で心に残ったベストエンタメコンテンツを全力でオススメする Advent Calendar 2024」の19日目の記事になります。先週に引き続きの登場です。
前日の記事はねじまきさんの「宇多田ヒカルのインタビュー@Tone Glowについて語る。」でした。

TRPGって知ってる?

TRPGは「テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(海外ではテーブルトップ)」のことで、ゲームマスター(GM)とプレイヤー(PL)たちが紙と鉛筆、自分のキャラクター、会話、そしてダイス等の乱数装置を用いて遊ぶロールプレイング(なりきり)ゲームのことです。
RPGと言うと日本では「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」等のコンピューターRPGの方がパッと浮かびますが、源流としてはTRPGの方が元になっています。

最近では「クトゥルフ神話TRPG」や「マーダーミステリー」等を配信者がプレイしているのを見ている方も多いかもしれません。
前者は探索者と呼ばれる自前のキャラクターで参加するタイプのTRPG、後者はあらかじめ用意されたキャラクターを割り振って演じるタイプの単発TRPGです(厳密にはTRPGではなくパーティーゲームらしいです)。

TRPGはあらかじめ選択可能なコマンドの決まっているコンピューターRPGと違い、参加者の会話や機転によってその場でルールとの照らし合わせや行動を決定できます。
そのためGMもPLも状況に合わせた柔軟な対応を求められるのが難しい点であり、一方ストーリーの行く先を自身たちで決めていくことができる自由度が大きな魅力となります。
もちろん怒られない範囲でね。

ゲームの性質上参加者が一堂に会して数時間(場合によっては10時間以上)同じ卓を囲む必要があり、距離的な制約も時間的な制約も重いというなかなかリッチな遊びです。
しかし現在はココフォリア等のオンラインセッションツール(以前はどどんとふが有名でした)やDiscord等の通話環境を用いることで、距離的な制約と煩雑になる計算はかなり解消されています。

ソード・ワールド2.5

さてこのアドベントカレンダーは「ここ一年のベストエンタメ」ということで、私は今年の中旬から下旬にかけてTRPGシステムの一つ、「ソード・ワールド2.5(以降SW2.5)」にそれはもうズブズブとハマりきっていました。います。

SW2.5は先の例で言えば前者、冒険者としてのキャラクターを各自で持ち寄り参加するタイプのTRPGで、とても分かりやすく剣と魔法のファンタジー世界を舞台としています。
シリーズ自体も1989年から続く日本のTRPGの老舗で、制作はグループSNEという和製ファンタジーの大御所が行っています。なので日本人としては非常にとっつきやすい(スッと入ってくる)システムだと思います。

「Ⅰ」から「Ⅲ」まで3冊出ているルールブック(キャラクター構築や戦闘、世界観についてまとめた書籍)は文庫本サイズで集めやすく、世界観の補強やキャラクターの拡張に使用するサプリメントも非常に多く出版されています。
今はそれぞれ電子書籍でも購入できるため、さらに導入がしやすくなりました。

そんなSW2.5をあり得ないペース(年間100回くらい)でやっている異常な卓にお邪魔し、日々冒険者として活動している次第です。
以前SW2.0の時に少しだけプレイしたことがあったのですが、その時は固定メンツであったこともあり全員の予定が上手く合う必要がある関係上、頻度高く開催とはなりませんでした。もちろんGMの負担も大きいですしね。
ところが多い人数がそれぞれ各役割を分担できるほどキャラクターを持っていれば、そして高頻度を回せる複数人のGMが存在すれば、いつ開催されてもその時都合の付く人が出られるという理論値じみた環境が揃ったことでとんでもない頻度が実現しています。

元々「せっかく作ったキャラクターと多く冒険に行きたいな」と思っていたので、まさしく渡りに船でした。
ついには自分が沼へ呼び込む側となり、気が付けば初心者勧誘用スライドまで作り始める始末……昔は金欠ゆえ買い揃えなかったサプリメントも、電子書籍のフェア等活用してたっぷり買い漁りました。

初参加の方への説明用資料。必要な方いたら差し上げます
買いすぎサプリメント
ルールブックは紙でも買っています

うーん、冷静に考えるとえらいことになっているな……
ベストエンタメコンテンツの話としてはある意味ここまでで終わっているので、以降は余談のようなものです。

「看板娘・うちのこ・OC」

少し話は変わるのですが、皆さんは「うちのこ」ないし「オリジナルキャラクター」をお持ちでしょうか。絵を描いている方であれば「看板娘」でも同じです。
ここで「持っている」の定義はどこからなのかと思う方もいるかもしません。

作品として世に出ている?
外見が存在する?
設定が存在する?
脳内にいる?
私は上記のいずれも、つまり脳内の存在であっても「持っている」に含めたいと考えています。
そのように定義した場合、かなり多くの人が「持っている」もしくは「持っていた」になるのではないでしょうか。

しかし多くの場合「(2D/3Dの)外見が存在する」以上の状態を「持っている」にするかと思います。特に脳内のみの場合であれば他に認知されていないわけですから、いきなり他者とその話をしても通じるわけがありません。
それでもそのキャラクターは、少なくともあなたからすれば存在するわけです。
授業中や寝る前にふと妄想した冒険活劇のキャラクター、遊んだゲームや読んだ小説に影響されたり、「この世界にはこういう人物もいるかも」と考えたキャラクター、外見や性格の好みをとにかく盛り込んだ他の作品に存在しないキャラクター。覚えのある方もいるはずです。

一方でそういったキャラクターを世に出す、他者に認知してもらうという行為はかなりの気恥ずかしさを伴っており……それゆえ人に話したことは無い、という方も多いのではないでしょうか。

気恥ずかしさはどこから来るの

オリジナルキャラクターというのは当たり前ですが作った人の好みが反映されるものです。
ですからそれを発露するということは自分の好みを無防備に晒している状態とも言えます。
それに対し「良さが分からない」「妄想甚だしい」「痛い」などと言われるかもしれない。好みそのもの、ひいては自身への否定が飛んでくるかもしれない。そう思うと脳内の存在を世に出すことはとても気が重く、難しい話です。

ですがあなたの好きな漫画のキャラクターも、ゲームや小説のキャラクターも、作者からすればオリジナルキャラクターです。
露出や認知の違いこそあれ、存在するという意味では同じなのではないでしょうか。
そのキャラクターを気に入ったのであれば妄想甚だしいと思ったりしていないか、そうであっても好感情の方が上回っているのではないでしょうか。
こう聞けば「作品になっているものと外見すら存在しない脳内の妄想が同じステージなわけがない」と言われるかもしれません。

授業中や寝る前に妄想した冒険活劇を、実際に小説や漫画といった形で作品にしようとした人は一握りでしょう。
取り掛かってみたものの、上手く文章が書けない、好みの絵にならないという理由で作品として発表しなかった人がさらに大部分かもしれません。
数多のハードルを越え、作品として完成し、世に出て認知されている。そういったものは(人気の差を抜きにしても)高尚な存在であって妄想とは比べ物にならないと思うのは自然なことです。

であれば、作ってしまえばいいのです。
そのキャラクターの外見を、そして活躍する物語を。それを披露する機会を。

格段に生み出しやすくなったうちのこ

近年、SkebSKIMAといったコミッションサービスが多く存在しています。
もちろん費用こそかかりますが、文字や資料といった形から好みの姿を作り上げてもらうハードルは大幅に下がりました。
いきなり出費はちょっと……というのであれば、Picrewのようにパーツを選択してキャラクターを作り上げる形式で自分の好みと向き合い、その結果を気に入れば資料の一つとして依頼するのも良いでしょう。
(メーカーごとの規約はちゃんと読みましょう!)

Picrewを利用して作成したうちのこ
「ロジーナ」です。かわいいですね

でもそれは結局お願いする人に自分の好みをさらけ出す必要があるし、やっぱり引かれるんじゃ……と思うかもしれません。
試しにSkebの検索欄で「オリジナルキャラクター」「OC」で検索してみてください。膨大な公開リクエストにはそんなあなたですら「盛りすぎだろ!!」と思うほどの要素を詰め込んだキャラクターがたくさんいるはずです。
そして何より大切なのは、そのリクエストを受けて仕上げてくれた人がたくさんいるということです。

一度の冒険という作品

一つの物語を執筆し、完成させるのは容易なことではありません。先にも書いた通りです。
上手く書けない、話が面白くない、そう思って作品にならぬまま消えて行った話は多いでしょう。

ですがなんと、TRPGのセッションに参加すると強制的に一話できあがるのです。
しかも同じ卓を囲んだ人に自動的に公開され認知されるのです。これはすごいことですよ。

もちろん話は全て思い通りになるわけではありません。
GMの用意したシナリオにも依りますし、ダイスという運命のいたずらがどう転ぶか分かりません。
それでもその状況に置いてそのキャラクターがどう思い、発言し、行動したのかは決めることができるのです。
そしてその結果はログやセッション履歴として残り、キャラクターが存在する証明にもなります。

別の自キャラの履歴より
頻度どうなってんだ

SW2.5は剣と魔法の世界ですが、現代や近未来が好みであれば違う世界観のTRPGシステムが山ほどあります。
自分のキャラクターに合った世界を探すのもまた、面白いかもしれません。

汝のうちのこを愛せよ

前述の「初回冒険のしおり」より

それでもまだ、心理的障壁が全て取り除かれるということは無いでしょう。
しかし少しでも一歩を踏み出すきっかけになれたら良いなと思います。
一度作ってしまえばあとは気が楽なもので、それどころか他の人の要素盛りすぎキャラクターを見る目も「そうきたかぁ」になっていくので大変楽しくなります。

皆さんの心の内にあるオリジナルキャラクターを見てみたい、そしてもしかしたらいつか同じ卓を囲む日が来たら面白いなぁと考えています。

画像開くとアホみたいな長さの生い立ちやプロフィールが出てきますが、
セッション後の日記により今はここからさらに長くなっています

また遅い時間になってしまいましたが以上19日目でした。
20日目は紅ばめさんの記事になります。

【ベストエンタメアドカレ12日目】名取さな 1st Live「サナトリック・ウェーブ」|いいも

この記事は「ここ一年で心に残ったベストエンタメコンテンツを全力でオススメする Advent Calendar 2024」の12日目の記事になります。
前日の記事はSquさんの「人気キャラはどのようにして殺されるべきなのか/『ドクター・フー:ザ・ギグル』」でした。
なお当アドベントカレンダーで自分は別の日にも記事を書く予定です。複数取ってもいいよって言ってたので……

君は名取さなを知っているか

知っていると思います。今年で7年目の個人バーチャルYoutuberです。
雑談やゲーム配信を主軸に、近年ますます活動の幅を広げています。
ファンは「せんせえ」と呼ばれます。

君は名取さな 1st Live「サナトリック・ウェーブ」を知っているか

知らない方もいるかもしれません。
サナトリック・ウェーブ」は名取さなさん(以下「名取」)が2024年9月19日に開催した音楽ライブです。
会場はEX THEATER ROPPONGI、昼の部と夜の部の二部構成でした。
私こといいもは昼の部に現地参加、夜の部を自宅で視聴しました。

音楽イベントと私について

一旦自分について書いておくと、かなり音楽好きと言って良いのではないかと思います。
そもそも作っているものがほぼMVなのでそれはそうなのですが……
バンドのライブもクラブイベントもそれなりの数に参加してきました。
Vtuberのリアルイベントについても結構行きますし、なんなら裏方としてお手伝いしたものもありました。
大規模フェスや野外コンサートよりも小~中規模のライブハウスやクラブが好きです。
現地も家で聴くのも好きですし、ヘッドフォンで聴くのもスピーカーで聴くのも好きです。
そんな感じです。弾くのは下手です。

「サナトリック・ウェーブ」はどうだった?

良かったです。とても良かった。

以前より名取は誕生日(3月7日です)の「さなのばくたん。」をはじめとしたリアルイベントを複数回行っており、それら各イベントの細部まで拘った出来を見ていれば必ず良いものになるだろうという確信がありました。
もっともそれらのイベントは楽曲パートこそあれ、それが主役ではなくショーの一部という位置付けでした。
観客とのコール&レスポンスや仲の良いケンカは普段の配信の延長線上にあり、それと物語としてのステージを組み合わせた形は彼女の十八番と言えるでしょう。

しかし今回は音楽ライブということで、普段よりMCも遥かに控えめ。
元々音楽活動をメインにしない(歌に自信があるわけではない)と活動初期に言っていたこともあり、それ一本のイベントを開催することに不安はあったとMC等でも言及していました。
もっとも名取のオリジナル楽曲の層の厚さと、特に近年の歌唱力の伸びを知っているせんせえ方は何も心配していなかったわけですが……

はてさて実際に開催された「サナトリック・ウェーブ」の良かった点を挙げれば、

・多彩な楽曲と磨きのかかった歌唱、生バンドによる迫力の演奏
まず音楽イベントですから、何よりも音楽が大事なわけです。
この点において非の打ちどころが無かった、これだけでも大成功と言えるでしょう。
生バンド編成に合わせ、今までの楽曲も全てバンドアレンジされているのも素晴らしかったです。

ライブ中の撮影・録画OKパートの様子。そのようなパートがあるのも現代って感じしますね。

・当日に判明する新曲や予想外の演出の数々
このライブの前に名取は3か月連続でオリジナル楽曲を発表しており、もちろんライブに向けて「この曲を演るよ!」という助走であることは誰から見ても明らかなわけです。
その上で完全に初披露の曲があることも必ずではないにせよ予測できるのですが、さらにもう1曲……と発表され、3ヵ月連続リリースが実は5か月連続リリースだったというのは流石に驚きました。
今年は音楽に力を入れると宣言されていたとはいえ、やはり当初の「音楽がメインではない名取」のイメージが残っているところをしっかり殴られた次第です。
また当日に側面からのARカメラが追加され、Web配信で参加している層にもサプライズがありました。
以前より名取はリアルイベント開催時にWeb配信でも楽しめるような工夫をいくつも取り入れていましたが、今回のそれはなかなか大きな要素であったと感じます。

・昼の部と夜の部で全く違うセットリスト
二部開催や複数日程での開催となるライブで、公演ごとにセットリストが異なることはままあります。
ただ大きく変えることができるのは持ち曲の多いバンドや活動歴が長く場馴れしたグループであり、少なくとも音楽主体のライブを初めてやるVtuberに求めることでは無いと思っています。
(ただでさえ通常のライブと比べて準備が多くなるものですし)
ところが驚くべきことに、昼の部と夜の部では上で触れた5つの新曲以外がほぼ全て違うという構成でした。
それどころか夜の部では「昼と夜で全く違うなんてやるなぁ」と思った頃に想定外の演出を入れてくるなど、ただ多くの曲を披露するだけではない構成美も備えていました。どういうことなの。

その他あらゆる細かい点までこだわりと気配りの感じる、とても良いライブでした。

同じく撮影OKパートより。フロア熱狂。

「心に残ったベストエンタメコンテンツ」

さて、ここまでの話で「さぞかし良いライブだったのだろう」という話は伝わったかと思います。
足りない? であればまだ事細やかにセットリストを見返しながら……というのは今回の趣旨ではありません。

1:05:15あたりから

「『名取さなのライブ、オタク全員シャボンの匂いしてめちゃくちゃいい匂いで頭おかしくなるかと思った』って言われたい」
「みんなにさ、そうなってもらうにはどうしたらいいの」

ライブの数日前、スタッフの用意した”ライブの心得”を見ていく配信の中で(話題自体は別の話からでしたが)ふと名取が発した言葉に対し、「風呂にしっかり入る」「服をよく洗う/新品にする」といった一般的な解から「これから毎日DEOCOで身体を洗う」という具体的な話が始まりました。
盛り上がるほど汗をかく以上、音楽イベントというのは汗臭くなることは仕方ない部分があります。
可能なら避けたいけどどうしようもないし得られる体験が上回るならいいか、で済ませている話ですし、おそらく本人もエチケットの話としてよりも「そうなったら面白い」というノリで膨らませた話だったのでしょう。
しかし実現のハードルがとても低いこと、実行する内容が具体的であったこと、ライブに来るせんせえはほとんどがこの配信を見ていたであろうこと、そういった要素が噛み合い……

さて当日、EX THEATER ROPPONGIに向け駅から歩いて行くと、だんだんとライブTシャツを着た人が増えてきます。
会場のうち駅から一番近いのはロッカーコーナーですが、そこに近付くとなにやらふんわりといい匂いが!
物販列、入場待機列に並ぶとそこかしこから強すぎないレベルのなんだかいい匂いが!
入場後、開演までの間スタンディングで協賛会社等のCMを見ている間もいい匂いが!

先に書いた通り、音楽イベントにそこそこ行ったことがあっても「観客が全体的になんだかいい匂い」という経験は初めてでした。
その後も上記配信で紹介されていた”心得”を皆律義に守り、オールスタンディングのライブにも関わらず周囲とぶつかることはほぼ無く、前に押される・圧縮されることも無く(逆に配慮しすぎて後ろの方が混んでいたとか)、かつてない快適なライブとなりました。
し、知らない……俺の知ってる音楽ライブと違う……!
挙句の果てには銀テープをキャッチできなかった人のため、皆が余ったテープを何も言わず手すりに並べ始めたりしていました。

エンタメってそうなんだ

何故こんなにいい感じになったのか。普通であればどれだけ注意喚起しても上手くいかないことの方が多いことでしょう。
思うに、皆を動かしたのが「マナー」や「エチケット」でなく「そうなったらオモロいやろなぁ……」という考え、「エンタメの一部を担う」という意識があったからなのだと思います。

先に書いた誕生日イベント「さなのばくたん。」は数年間声出しができない状態の開催となり、その間は無言で着席観覧……のはずでした。
しかし誰が始めたのか”振っているペンライトの色で感情を伝える”という手段が発生し、また名取自身もそれを上手く拾うことでトラブルの場繋ぎをする場面もありました。
普段の配信のチャット欄よろしく、そういった自分たちもエンタメの一部と成り得るという意識、そして名取であればそれを上手く拾って活かしてくれるであろうという信頼がせんせえ方をそうさせたのかもしれません。

そんな観客側からエンタメの一部になるという体験を今年の「ベストエンタメコンテンツ」として紹介したかった次第です。
言い忘れていましたが、当日は自分もしっかりDEOCOで身体を洗ってから現地へ向かいました。

遅い時間になってしまいましたが以上12日目でした。
13日目はClankさんの「【ベストエンタメアドカレ13日目】Vの宴2024というイベントに行って参りました」になります。
ではまた次回!

春M3、ブルーマーケット11に参加します

前日と前々日の告知ですまない。

Clippings of youth vol.3の特設ページへ

今回もねこみりんさんと組んでブルーアーカイブアレンジの新譜があります!
2024年4月28日の「M3-2024春」、翌日29日の「ブルーマーケット11」での頒布になります!

タイトル …… Clippings of youth vol.2
サークル …… ”nekomimi style + sn”
頒布スペース …… M3:第一展示場・L-18ab、ブルーマーケット11:N-12
頒布価格 …… 1,500円(会場)・SDイラストステッカー、DLコード入り
ショップ委託 …… Diverse Direct / TANO*C STORE / メロンブックス / DLsite (DL版) / BOOTH (DL版)
※ショップからの発送・DL開始はM3開催日(04/28)以降になります

参加者情報等の詳細は、上のジャケット画像から特設サイトで!

例によってクロスフェード動画という名の架空メモロビ、印刷物デザイン、言い出しっぺや焚き付け……いや今回は焚き付かれを担当しました。難産だったんや……(アズサの台詞は難しい
今回も例にもれず皆さん最高のアレンジをしてくださったので、是非チェックして行ってください!
お品書きにあるように今までのアレンジCDやタペストリー等のグッズ、M3は机に余裕があるので動画素材集も少し持って行きます。
ついにClippings of youthシリーズも1周年か……この1年はだいぶ活動した気がする……

それでは現地でお会いしましょう!